私は、6年間、グローバル人材教育開発業務に携わって来て、日本企業が社員の能力開発に非常に力を入れていることに感心しました。一方、世界のグローバル化の勢いに対して、日本企業が対応するスピード
がアンマッチであると痛感しております。日本企業がより効率よく市場・経営資源のグローバル化に対応し、世界経済のトップの地位を維持でき、同時に、日本企業の個性と優位性を失わないようにするには、どうすれば良いのでしょうか。これは、WeDoが今後お客様に提供していくサービスの真髄であり、お客様と一緒に考える課題でもあります。
長年の異文化環境における生活および仕事の経験によって感じたことは、個人のグローバル化の最も速い方法は、外に出ること。つまり、自分が生まれ育った環境の殻を破って、異文化環境に入り込み、その空気を肌で感じ取りながら、意識を変えるということです。
これに対して、企業のグローバル化の近道は、逆に、取り入れることだと思います。即ち、異文化要素をうまく取り入れ、発想や価値観を多様化することです。優秀な外国人社員を取り入れることによって、企業の活性化にも繋がると信じております。安価な労働力として考えるだけではなく、むしろ「世界のグローバル化の中を勝ち抜く戦略」として考えていただけるのではないかと思います。
日中の橋渡しになることが私の使命だと思っております。ビジネスのみならず、「近い国、遠い存在」ともいわれる両国が、より協調し、発展していくために、微力ながらも、その一役を担えるよう、常に心がけていきたいと考えております。 |